治験コーディネーター 勉強

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治験コーディネーター(CRC)は勉強が大変?

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こんにちは、看護師から治験コーディネーター(CRC)に転職した夏樹です。

 

治験コーディネーターっていろいろな領域の担当試験があるというけれど、勉強はどれくらいしなければいけないの?

 

そんな疑問にお答えする記事です。

 

私は消化器領域の看護師をしていましたが、治験コーディネーターになってから消化器領域の試験を担当したことはありません!笑

まったく知らなかった分野ばかりを担当し、サブ・メイン試験含めて40試験以上、15~20分野になるでしょうか。

そんな私は勉強漬けかというとそんなこともありません。

もちろん勉強は必要ですが、勤務時間内に勉強することが多いです。

 

次で詳しく説明していきますね。

 

※ちなみに、小さめのSMOでは1つの領域に特化して案件を受けているところもありますが、今回は多くの領域の案件を受けているSMOを想定してお話します。

 

治験コーディネーター(CRC)の勉強量は多い?

治験コーディネーターの勉強量についてお話しするにあたって、治験コーディネーターが受け持つ平均的な試験数について説明します。

 

研修期間が終わり、ある程度ひとりで治験の対応ができるようになってきたらメイン案件を持つようになります。

 


メイン案件とは・・・

自分がメイン担当CRCとして、依頼者とのやりとりや医療機関との調整を行います。

 

メイン案件はだいたい3~6本くらい、サブで担当する試験とあわせて10本超えるくらいが一人の治験コーディネーターが同時進行で受け持つ数でしょうか。
(試験の難易度や人によってかなりバラつきがありますが…私はこれくらい。)

 

こんなに多いの?!と思われるかもしれませんが、終わりかけでほとんど対応のない試験も含むとこんなものです。
(ほとんど関わっていないけれど、協力者リストに名前が載っているだけの試験を含めればもっとたくさん。)

 

そして、だいたい3、4分野の試験を一度に担当します。
呼吸器4試験、脳外科3試験、精神科2試験、皮膚科1試験…みたいな感じ。

 

新しく担当になる試験を言い渡されるのは突然の時もありますし、薄々(私あの試験担当しろって言われそうだな…)と察している場合もありますが、とにかく今まで担当したことのない領域の試験を担当することになると、はじめは本当によくわかっていません。

疾患・薬・検査すべてをイチから学ばなくてはいけません!…確かに、勉強量は多いです。

 

治験コーディネーター(CRC)はこんな風に勉強している

かといって、学生のように参考書を開いてノートにまとめて…という風に帰宅後机に向かって勉強しているわけではありません。
(私は、です!笑)

私が新しい領域の担当になった時にどのように勉強しているかをご紹介しますね。

 

前任者に勉強するポイントを聞く

新しい分野の試験を引きつぐ時は、もともとその試験を担当していた人に勉強のポイントを聞きます。

またこれから新しく始まる試験だとしても、以前からその施設にいた人は何を勉強すればいいかを知っています。
(たとえば、循環器のクリニックなら循環器系の治験をおこなっているため、違う試験でも勉強するポイントはだいたい同じ)

これとこれは押さえておけばいいよーと教えてくれるので、まずはそのポイントについて調べます。

大抵、治験コーディネーターの控室にその分野の参考書などが数冊置いてあるので、読んだりします。

 

ネットをフル活用する

治験コーディネーターは1人1台PC必須!

なのでいつも手元にPCがあります。

初めて見る検査などはすぐにPCで調べてサクッとプリントアウト。その紙に色々書き込んだりして勉強します。

プリントアウトしたもので重要だと思うものや、メモしたものはファイルに綴じこんでいます。

そうすれば、自分だけの参考書の出来上がり。

インデックスふせんを付けておけば、分からないことがあった時にもすぐに振り返ることができます。

 

プロトコルを読み込む

プロトコル(治験実施計画書)は、まずはじめにしっかり読み込む必要があります。

この試験の治験薬がどんな作用機序で、治験中にどんな検査をするか、どんな症状に注意するか、どんな人が治験に参加できるか…など、とても詳しく書かれたものなのですが、読んでいてわからない言葉などを調べていると、自然とその分野の勉強になります。

 

勉強会で疑問を解消

どの試験でも、新しく治験コーディネーターが携わるときには依頼者側からトレーニングを受けます。

モニターさんが直接勉強会としてプロトコルの概略や注意事項について説明してくださいます。

 

「こういうケースで逸脱(※プロトコルの決まりから外れてしまうこと)がよく起こっています」「ここに特に注意してください」と、要点をまとめてわかりやすく説明してくださいます。

基本的にはプロトコルの中身をしっかり理解しておけば治験を問題なく動かせるようになるはずなので、勉強会までにプロトコルは読み込んでおきます。

そのうえでわからなかったところは勉強会で質問して疑問を解消するようにしています。

 

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治験コーディネーター(CRC)の勉強量まとめ

これらの勉強は業務時間内に済ませることが多いです。
(プロトコルは読み終えられなくて持ち帰ったりしますが…笑)

たしかに治験コーディネーターは勉強することも多いのですが、要領よくポイントを押さえて勉強すればそんなに大変ではないですし、看護学生時代の実習の時のように夜中まで勉強漬け…ってこともないので、安心してくださいね。

いろんな疾患の知識が増えるのも、治験コーディネーターの楽しいところです(*^_^*)

 

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